書籍ができあがるまでのプロセスやその舞台裏を、実際の体験として共有しながら、一冊の本をつくることについて考えるシリーズイベント「本をつくる」。

Vol.2では、写真家・吉田亮人さんが「はたらく」をテーマにこれまでつくってきた写真集を展示。

本づくりの試行錯誤を通して、紙の本にこめられた作者の想いに迫ります。

奈良県立図書情報館 3Fブリッジ

吉田亮人写真展「本をつくる」

「はたらく」をテーマに国内外の労働者を撮りつづける写真家・吉田亮人さん

バングラデシュのレンガ工場、皮なめし工場、造船所の写真集。日本の書店、中華料理店、製本所など、ひとつの職業の一日を見つめる「写真絵本はたらく」シリーズ。祖母と従兄弟の共同生活を記録した「The Absense of Two」。

いずれの本も写真家自らの手で編まれ、綴じられ、読者のもとへ届けられてきた。なぜ彼は紙の本というかたちにこだわるのか。それぞれの写真はもちろん、アイデアノート、ダミーブック、校正紙などを詳らかに展示、書籍製作のプロセスをひも解く。

あわせて、会場では「はたらく」「本づくり」「写真集」などをテーマにした関連図書も展示。

奈良県立図書情報館 1F交流ホール
11:00~18:00 入場無料

本をつくるブックマーケット

本は「読む」だけではなく、「つくる」のもおもしろい!
リトルプレスの本やZINEをつくる書店、ちいさな出版社などが関西、東京、横浜から奈良に集結。それぞれの場所で出版されたユニークな本、「つくる」「はたらく」をテーマにセレクトした新刊、古書を並べるブックマーケットを開催します。
あらたな本との出会いはもちろん、本をつくってきた出店者に「こんな本をつくりたいのだけど…」とその場に相談できるような雰囲気のたのしい集いにしたいと思っています。

【出店者リスト】
待賢ブックセンター(京都)
出版社さりげなく(京都)
IN/SECTS(大阪)
灯光舎(京都)
本屋・生活綴方(横浜)
TOUTEN BOOKSTORE(名古屋)
Hand Saw Press Kyoto(京都)
誠光社(京都)
レティシア書房(京都)
山小屋ブックス(東京)
NEUTRAL COLOR(横浜)
OUT OF SIGHT!!!(京都)
Ambooks(京都)
Thee Books(京都)
※順不同

オープン・ワークショップ
『はたらく 図書館』をつくろう!

「本をつくるvol.2」会期中、奈良県立図書情報館を舞台に写真家・吉田亮人さんが図書館司書の一日に密着し、撮り下ろしたあたらしい写真絵本『はたらく 図書館』が3/12に新刊としてリリースされます。

この本の製本を写真家の吉田亮人さんとともにやってみませんか? 丁合、折り、ミシン綴じ、ステッカー貼り、仕上げ加工……一連の製本工程を経て、紙の束だったものが「本」になる瞬間を体験していただけます。

参加費:1000円(自らの手で完成させた『はたらく 図書館』1冊をもれなくお持ち帰りいただけます)
対象:子ども~おとなまで(ミシンの使用が難しい年齢のお子さんは同伴の大人がすこし手伝ってあげてください)
参加方法:予約は不要です。当日、1F交流ホール内のワークショップ・スペースですきなタイミングで参加できます。

会場 venue

〒630-8135 奈良県奈良市大安寺西1丁目1000
TEL 0742-34-2111(代)
FAX 0742-34-2777
https://www.library.pref.nara.jp/

交通アクセス

  • 近鉄新大宮駅より:南口バス停から「8系統・四条大路南町行き」に乗車、「県立図書情報館西口」下車。徒歩5分。あるいは徒歩15分ほど。
  • 近鉄奈良駅より:奈良交通バス停8番のりば から「22系統・県立図書情報館行き 」に乗車。(約25分)
  • JR奈良駅より:奈良交通バス停6番のりばから「22系統・県立図書情報館行き」に乗車。(約20分)
  • 車:国道24号柏木町交差点を東に折れ、1つ目の信号を左折。約700m先左側。(駐車場1時間無料。以降1時間毎100円)